三びきのやぎのがらがらどんの見どころと感想

作:ノルウェー昔話 

絵:マーシャ・ブラウン

訳:瀬田 貞二
出版社:福音館書店

発行日: 1965年

対象年齢:4歳~
ページ数:32P

見どころと感想

ノルウェーに伝わる昔話で、がらがらどんという同じ名前をした三匹のやぎが、山の草場を目指して橋を渡ろうとするお話です。

向かう途中、おそろしいトロルが待ち受けていて、目的地に辿り着くためには橋を無事に渡らなければなりません。
そこで3匹のやぎ達は、トロルを追い払う為に、それぞれ機転を利かし無事に橋を渡ろうとします。

出典:福音館書店 作:ノルウェー昔話 絵:マーシャ・ブラウン

3匹のやぎは大、中、小と体の大きさが違うので、それぞれの体格と個性を活かして橋を渡ろうとするところに、同じ名前の同じ動物でも、それぞれに個性があって、誰一人として同じ生き物なんていないと思わせてくれます。

見た目や性格などコンプレックスを気にせず、ありのままの自分でいいんだ、同じ動物にも個性があるのだから、人間もそれぞれ違っていていいんだと実感できる絵本です。

ただ登場するトロルの表情が結構怖いので、小さな子どもの寝かしつけに読む絵本としては適さないと個人的には思います。

しかし、絵本として読むには素晴らしい作品なので、ぜひ読んでみてください(^^♪

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