どろんこハリーの見どころと感想

作: ジーン・ジオン

絵: マーガレット・ブロイ・グレアム

訳: わたなべ しげお

出版社: 福音館書店

発行年: 1964年

対象年齢:3歳~ 一人で読むなら小学生~
ページ数:32ページ

黒いぶちのある白い犬のハリーが外で思いっきり遊んで、黒い犬になっちゃう愉快なお話です。ハリーはおふろが大きらいなので、家族がハリーの体を洗おうと考えると、洗体ブラシを隠してしまって外に逃げだしてしまいます。 家を飛び出して外で思いっきり遊んだハリーは泥だらけになって帰宅します。
白いハリーが、真っ黒の犬になっちゃったので家族はハリーと分かってくれません。

出典:福音館書店 作: ジーン・ジオン 絵: マーガレット・ブロイ・グレアム

そこでハリーが、どうしようか最後に解決策を見つけるといったユニークでシンプルなストーリーなので、お子さんにも伝わりやすく、話のテンポがよいので、お子さんが小さなうちから親子で楽しめる1冊だと思います。

どんどん泥だらけになっていく姿は、どのお子さんにも好評な様で、笑顔で聞いてくれると評判です。
ハリーが散々遊びまわって泥だらけになる姿は、まるで小さなお子さんと同じ様で、泥んこ遊びが大好きな子供たちには共感するものがあり自分と重ね合わせて聞いていることで絵本に夢中になるのかもしれません。

またお話の最後でハリーはきちんとお風呂に入って体をキレイにしてお家に入って気持ち良さそうに眠るので、この絵本を通して、外で遊んだ後はハリーと同じ様に手足をキレイに洗わなくてはいけない、お風呂にきちんと入らないと寝れないといったことを学習するので、清潔にすることを覚えてもらうのにも、うってつけの作品だと感じました。

主人公のハリーは非常に可愛らしいので、犬や猫といった動物を愛でるのにも役立つかもしれませんね。

関連作品

ハリーは人気作品なので、シリーズ化されていて、いくつか関連作品が出版されています。

1作目では泥んこになったハリーですが、今回は家族と海に遊びに来て体に海藻がたくさん付いたことで皆におばけと間違われて迷子になってしまうというお話です。
家族とはぐれた時は無事に家族のもとに帰られるのだろうかとドキドキしますが、1作目と同じで最後はハッピーエンドなので安心して読めます。

泥んこ、海藻と汚れてきたハリーですが、今回は汚れません(笑)
おばあちゃんからお手製のセーターをプレゼントされるけど、好みじゃない柄なので脱ぎ捨てようと奮闘する話です。
ハリーは犬なので仕方ないかもしれませんね。
やはり最後はハッピーエンドで終わるので、これまでの2作を読んだのなら、3作目も読んでみることをオススメします。

ハリーシリーズの最新作。
4作目のお話は、お隣に越してきた歌の大好きな女性の高くて大きな声にハリーが迷惑するというお話です。
ハリーは何とか歌うことをやめさせようと奮闘しますが、なかなか上手いこといかず、そのうち家族に怒られてしまいます。
ハリーの困った表情やイタズラ顔、好きな歌声にうっとり聞き入る表情など、色んな感情表現を楽しめる作品です。

以上、ハリーシリーズは、どれを読んでもハズレがなくて楽しい絵本なので、ぜひ親子で読んでみてください(^^♪

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