ノンタンと友達がそれぞれトイレをするお話です。オムツ、おまる、便座と各段階ごとのステップアップのトイレトレーニングに楽しんで使えると話題の絵本です。

作・絵:キヨノ サチコ
出版社:偕成社
発行年:1987年
対象年齢:1歳後半~2歳から
ページ数::24ページ
見どころと感想
「おしっこしーしー、なんのおと?」と繰り返される言葉と音のリズムで、トイレするのが楽しくなる絵本です。
ぶたはオムツ、タヌキはおまる、クマは便座という風に段階に分けて書かれているので、オムツを外しトイレトレーニングをする時におまるでも便座でもステップアップしやすい様になっています。
ノンタンとお友だちがおしっこするだけを繰り返す絵本ですが、皆にこにこ笑顔でおしっこしていることもポイントだと思います。

子どもにとってオムツを外して初めてトイレデビューすることって緊張したり、恥ずかしかったり、ちょっと怖かったりすることがあります。
でもノンタンたちが楽しそうにしているから絵本を読むと勇気が湧いて安心して排泄できるきっかけに繋がります。
トイレトレーニングを始める前やトイレに興味を持ってもらうために、子ども達に読み聞かせるのにオススメの一冊です。
トレーニングより遊び感覚で楽しく身に付けられる
トイレトレーニングというよりも排泄はトイレですることなんだということを意識付けるのに役立つ絵本だと思います。
トイトレだと失敗したら怒られるかもとか自信喪失させてしまうかもしれませんが、絵本の中ではみんな楽しくそれぞれに合った容器で排泄をしていますし、何よりノンタンが一度目は排泄を失敗し2回目は成功するといった例を見せているので、失敗がいけないことではないんだということ、失敗しても次は成功出来るという安心感と勇気をもらうのに役立つと感じました。
ノンタンシリーズは教わるという感じではなく、ノンタンと一緒に頑張るといった感じが良いですね。
2歳前後からのトイレデビューに使う人も多く、この絵本を読んで3歳になるまでにオムツを卒業出来たという声も多く聞かれている様です。
お子さんの小さな両手でも持てるサイズのコンパクトな絵本なので、トイレに持っていって補助便座に座りながら読めるのもGOODです。
トイレトレーニング挑戦中の子にも、これからトイレデビューのお子さんにもオススメのノンタンと一緒なら頑張れそうに思わせてくれる作品です。
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