先日こんなニュースを目にしました。
「リハビリ難民の救世主、自費医療について」
以下全文↓
豊田通商のグループ会社がH30年2月26日、東京・世田谷区に、保険適用外のリハビリを行う施設をオープンし、リハビリ事業に参入した。
豊通オールライフ・吉田 誠代表取締役は、リハビリ環境の課題解決に向けて、新たな選択肢として注目される「自費(保険外)リハビリ」事業を推進します。
「必要な日数、時間、回数、方法で行うリハビリ、『オーダーメード型リハビリ』と、われわれ呼んでおりますけども、今回、自費リハビリ事業への参入を決断した次第でございます」と述べた。
保険が適用される医療リハビリには、180日までの日数制限、介護リハビリには、週2日などの制限が設けられている。こうした制限により十分なリハビリを受けられない「リハビリ難民」が、推定200万人以上いるといわれている。
公的医療保険や介護保険適用のリハビリは日数や回数が制限され、回復が中途半端になってしまう、こうした「リハビリ難民」が増えているといい、保険外の自費型施設へのニーズは高まると判断した。
開設したリハビリ施設「エービック ザ・フィジオ・スタジオ」(世田谷区尾山台)は脳卒中で身体に麻痺が残る人や腰痛や骨折の後遺症に悩む人が対象。病院で受ける医療保険でのリハビリは最大180日に決まっており、期間が終わると退院となる。その後の受け皿となる介護保険でのリハビリも回数や時間が制限されるなど「もっとしっかりリハビリを受けたい」との声が多く集まったという。
最先端の器具をそろえ、理学療法士と作業療法士が常駐。利用者と面談しプログラムを作成、日常生活での動作改善にとどまらず「職場に復帰したい」など生活の質向上を目指す。料金は個々のプログラム設定で異なるが、週2回、計24回利用で24万円程度。通常の公的医療保険のリハビリを保険外で支払うのと同水準という。今後3年間で、都内を中心に7店舗まで増やし、売上げを7億円まで増やす見込み。
こうした増えるリハビリ需要に応える新たなサービスも、すでに始まっている。
ヘッドマウントディスプレーをつけ、指でつまむしぐさをする女性。
目の前に現れた数字を指示に従って消していくゲームは、脳卒中や認知症の患者のためのリハビリソフト。
何秒でクリアしたかなど、楽しみながら、効率のよいリハビリをすることができる。
VRやMR(複合現実)のコンテンツを手がける企業が開発したこのソフトは、これまでに複数の医療機関が導入。
今後は、介護施設や在宅リハビリでの導入も見込んでいるという。
保険制度でまかないきれない、ニーズに合ったリハビリ需要に備え、ビジネスも拡大するとみられる。
続いて豊田通商グループHPより紹介ページを抜粋↓
AViCの特長
AViCでは、脳卒中などの後遺症からの改善だけでなく、個人が持つ「なりたい自分」の実現を支援するリハビリを提供します。科学的根拠に基づくリハビリ理論と最先端のリハビリ機器・用具を活用したトレーニングメニューにより、一人一人のリハビリを全面的にサポートします。
① 自費だからこそできるオーダーメード型リハビリ
豊富な臨床・研究経験を持つセラピスト(理学療法士・作業療法士)との面談で、個別にリハビリ目標を設定します。日常生活動作の評価に加え、高度なスキルを要する脳・神経・骨・関節などの状態を評価し、一人一人に最適なリハビリプランを立てます。
② 最先端の設備がそろう充実したリハビリ環境
空圧式トレッドミルや軽度認知機能障害ケアバイク、電気刺激装置、レッドコードなど最先端のリハビリ機器・用具を導入しました。また、歩行訓練スペースも畳・カーペット・フローリングなどの複数素材を用意。充実したリハビリ環境を実現しました。
③ 安心と信頼の豊田通商グループによる運営
43年間にわたり福祉用具関連事業を始めとする介護ヘルスケア事業を運営する豊通オールライフが、科学的根拠に基づいた質の高いサービスを提供します。
このニュースを聞くと、本当にリハビリ難民の多さと日本の医療業界の厳しさを思い知らされます。
豊田通商グループといえば、グローバル部品、ロジスティクス、自動車、機械・エネルギー、化学品、生活産業等を事業とする大きな組織です。
その中の一つ、株式会社豊通オールライフが立ち上げたのが、このAViC(オーダーメイド型リハビリサービス)です。
営業内容は介護用品・福祉用具の卸売業、ソリューションサービス(企業が抱えている問題をITシステムやビジネスモデルで解決すること)が主だったのですが、ここにオーダーメイド型リハビリサービスが加わりました。
今後益々厳しくなる医療業界、病院や施設で働き続けるのは相当厳しいと思います。
大手企業が参入していく中、我々も自費医療考えてみませんか?
以上、自費医療のリハビリについてでした。