ぞうくんのさんぽの見どころと感想

作・絵:なかの ひろたか
出版社:福音館書店

発行年:1977年
対象年齢:乳幼児~
ページ数:28P

見どころ

主人公のぞうくんが皆を連れて散歩に出かける、ゆったり、のんびり、のほほんとした絵本です。

動物みんな仲良しでマイペースに物語が進むので、疲れた時や嫌なことがあった時も、心をなごませることにも役立つユーモラスな作品。

物語の軸はみんなで散歩に出かけることですが、文章が短く風景や動物の絵もシンプルなので、小さなお子さんでも読みやすく見やすいと思います。

出てくる動物は誰もが知っている人気者ばかりなので飽きられにくく、動物の名前を覚えるのにも良いです。
将来動物園へ行く予定があるならゾウやかば、ワニを見に行くと指さして喜ばれますよ。

散歩中、みんながぞうくんの背中に乗っているためバランスが不安定で、「おっとっと」とひっくり返りそうになるところも、お子さんのウケが良いです。

特に1歳~3歳児には毎度笑いが起こる程好評の様です。

また小さいかめさん、大きいゾウさんと動物の大きさに差があるため、大きいや小さい、軽いと重たいなどの感覚のイメージがつきやすくなるようです。

出典:福音館書店 作・絵:なかの ひろたか


動物たちの、のんびりとした口調とイラスト、ほのぼのとしたところも魅力ですが、この本の最大の見せ場は物語の最後にあります。
この見せ場が、40年以上にわたっても愛され続ける秘訣であり、ロングセラーとなる理由だと私は思っています。
いつまでも愛される作品には理由がある!
その人気の秘密は、ぜひ親子で読んでみてください( *´艸`)

関連シリーズ作品「続編」

またこの「ぞうくんのさんぽ」という絵本はシリーズ作品となっていて、2022年現在で4作品まで出版されています。

ぞうくんのさんぽの続編にあたる作品で、こんどは雨の中、池の中をさんぽします。
今回の面白いところは力もちのぞうさんではなく、かめさんが皆を支えていること。
前作を知っていれば、より楽しく読めるので、ぜひ合わせて購入してみてください。

ぞうくんのさんぽシリーズの3作目にあたる絵本です。

ぞうくんのさんぽシリーズの4作目。
今度はぞうくんではなく、かめくんが主人公になって、おさんぽします。
ぞうくんと、また一味ちがった面白さを実感する絵本です。

ぞうくんのさんぽシリーズは本当に面白いので、ぜひ読んでみてください(^^♪

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