ほとんどの方がご存知だと思われる超有名な児童絵本です。 40年以上も世界中で愛されているエリック・カールの代表作。

作・絵;エリック・カール
訳:もり ひさし
出版社:偕成社
発行日:1976年
対象年齢:乳幼児~
ページ数:25P
見どころと感想
卵から生まれたあおむしの成長を見開きページいっぱいにダイナミックに描き、美しい蝶になるまでを物語にしている作品です。
あおむしが食べたものには本当に穴を開けたページの仕掛けが作られています。 それを小さな子どもやあかちゃんが触れたり、指を入れてみたりと感触を確かめたり興味を示したりするため、絵本に親しむきっかけ作りに役立っている気がします。
絵本の挿絵が大きくて色遣いが綺麗なので、とても見やすくて、文章が短文なので小さなお子さんでも理解しやすい、とても魅力的な絵本だと感じました。
生き物の成長、進化、曜日を覚えられる逸品
小さなあおむしが月曜日はりんごを1つ 火曜日はなしを2つ 水曜日はすももを3つ…と、お話が進む中で数字や1週間の曜日、一日の始まりから終わりまで、時間が経過していくので、読んでいくうちに数字や曜日を絵本から学ぶことができます!

葉っぱや果物、あおむしが見ている風景が見開きいっぱいに描かれることで、あおむしの食欲や見る風景が強調され、実際に見ている風景かのように感じられるところも魅力です。
まるで絵本の物語の中に入り込んだかのような感覚があるため、それも子どもたちに支持される秘訣なのかもしれません。
絵本の中で小さいうちからたくさんのことを学べるので、あかちゃんや小さい子が幼稚園や小学校に入るまでの教科書にもなると思います。
歌って読めるCDもあります!
はらぺこあおむしの絵本はボードブックや絵が飛び出すもの、大型本に、歌のCDが付いているものまで、たくさんのものが販売されています。
この中でも私が特にオススメするのが、歌のCDが付いている絵本セットと飛び出す絵本です。
「いっしょにうたおう!エリック・カール絵本うた」という歌の音楽CDなのですが、一回聞いただけで覚えられるような曲なので、すぐに子供たちは覚えて楽しく読めるし、曲のメロディも、絵本に合っていて、とても楽しいです。
読むことでも覚えますが、目で見て、耳で聴くことで、より覚えやすく、なにより楽しく読めるので、飽きにくくなります。
飛び出す絵本では、ページをめくる度に飛び出す立体的な仕掛けになっています。
飛び出してくる木や食べ物、あおむしの移動も楽しく、遊び心満載の仕上がりになっています。
最後のちょうちょも大きく羽ばたいて飛び出すので、迫力満点ですよ!
託児所や保育所でも読み聞かせに使われる定番だそうで、先生が「あおむし読むよ~」と言うだけで一斉に子ども達が集まってくるほど、大人気。
CDをかけながら読むと、みんなで大合唱になるそうですよ(笑)
子どもたちはみんな、この絵本が大好きなんですね。
自分の子どもの贈り物にも友達のこどもが生まれた時にプレゼントするのにも、たいへん喜ばれる作品なので、ぜひ手に取って読んであげてみてくださいね(^^♪
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