ぐずったり、夜泣きした子を寝かしつけるのに好評のある絵本です。
淡い色と優しいタッチで描かれたあかちゃんや動物たちが心地よさそうに眠くなる見ていて微笑ましい作品です。

文: 松谷 みよ子
絵: 瀬川 康男
出版社: 童心社
発行年: 1968年
対象年齢:乳幼児~
ページ数:20ページ
見どころと感想
犬も猫もひよこも「もうねんね」。
出てくる動物たちも主人公の女の子も皆が目を閉じて眠たそうにしているのを見て読んでいると、お子さんもママさんも親子で眠たくなってくる絵本です。

淡い色彩と優しいタッチで動物たちが安心したように眠りにつく無防備な姿と、ゆっくりのんびりした語り口調と「ねんね」という言葉の繰り返しが、お話を通して子ども達に安心感と心地よさを与えてくれるのだと感じました。
気持ちよさそうに眠っていく登場人物たちに、あかちゃんだけでなく、読む側もだんだん眠たくなってくるのでご注意を(笑)
みんなでねんね、もうねんね。
親子で幸せなひと時を一緒に過ごしたい時に最適な絵本です。
お子さんや家族の名前を入れてアレンジすると効果倍増
あかちゃんが眠るページではお子さんの名前を、犬や猫、鳥などのページでは飼っているペットの名前を入れたり、あかちゃんが眠くなってきたら、ご両親の名前を言って「みんなねんね、もうねんね」などアレンジを加えると効果てきめんになるみたいです。
やっぱりいつも一緒にいるペットや大好きなパパ、ママの名前を言ってあげると安心するんだと思います。
松谷みよこさん原作の育児本を基にしたCDアルバムもありますよ。
「もうねんね」はもちろん、「いないいないばあ」などの名作も歌やDVDになって見て聞いて楽しめるので、絵本と一緒に使うことをオススメします。
一人で寝れる子に育つ、兄弟のスキンシップにもオススメ
簡単な短文でほとんど同じ言葉の繰り返しなので、文字が読めなくても暗記して、ひとりで読めるようになるのも早いです。
ひとりでねんねというフレーズも手伝って、幼稚園児くらいになると自分から布団やベッドに入って「○○もねんね」と自分の名前を言いながら一人で寝ることが出来る子が多いそうです。
また兄弟がいる家庭では、弟、妹のために読んで聞かせてあげる微笑ましい光景がみえることもよくあることだそうです。
お兄ちゃん、お姉ちゃんが得意げに絵本を読んで、それを聞いて弟、妹が嬉しそうに笑っている姿を見れたら、なんとも幸せな気分になれると思います。
著者のファーストブックシリーズは、どの絵本も非常に魅力的で人気のものばかりで、どれもあかちゃんから読み聞かせられるように作られています。
「いないいないばあ」や「いいおかお」は表情と動きをページいっぱいに使って表現できる絵本なので、まだ視野が十分に見えきっていない0歳児のあかちゃんから読み聞かせに使えます。
もうねんねはもちろんのこと、松谷さんの他作品も全部とっても人気のある絵本ばかりなので、ぜひ小さいうちから読み聞かせに使ってあげてくださいね(^^♪
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