主人公の自動車に「のせて、のせて」と動物たちが乗ってきて、みんなで楽しくドライブするお話です。ページをめくっていくと景色が変わるので疾走感を体感できると思います。

文:松谷 みよ子
絵:東光寺 啓
出版社:童心社
発行年:1968年
対象年齢:乳幼児~
ページ数:20ページ
見どころと感想
主人公の子どもがカッコいい赤い自動車を運転してドライブしていると次々と動物たちが乗ってくるお話です。
うさぎやくま、ねずみなどお馴染みの知っている動物たちを乗せてドライブするのですが、動物たちはきちんと手を挙げて車が停まってから乗り込むので、走っている車を停めたい時は手を挙げて停めさせるということを学べます。

主人公と動物たちが楽しそうにドライブする様子はもちろんのこと、同じ言葉を繰り返すところやページをめくるたびに移り変わる風景は子どもの興味をひきやすいと思います。トンネルに入るシーンでは通っている臨場感を出すために真っ暗なページがあり、抜けると明るくなるので、本当にトンネルに入ったかの様な疑似体験が得られると思います。
子ども向けの単調なリズムの繰り返しなので赤ちゃんから楽しめる絵本だと感じました。
車で長時間お出かけする前の予行練習が出来る
子供が少し大きくなったら、あちこちにお出かけする機会が多くなると思うので、その前の予行練習としてオススメです。
特にドライブが苦手で無い子でも、トンネルの様な薄暗い道は苦手だったり怖がる子もいるため、トンネルというものは暗くなるもの、怖くないものとして覚えてもらうのにも良いと思います。
まこちゃん「主人公の名前」みたいに小さい子でも平気だから怖くないんだよー。など優しく伝えながら絵本を読み聞かせしてあげるとトンネルというものは怖くないものと理解しやすいかもしれませんね。
お話自体は動物たちと楽しくドライブするという内容ですが、臨場感が味わえたり、トンネルを克服するきっかけを与えてくれたりと生活面でも役に立つ絵本だと思うので、ぜひ親子で楽しみながら読んでみてください(^^♪
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